- アニマルトレーナーMay
散歩に必要なのは量?質?
こんにちは、
めっきり寒くなって、私の苦手な季節がやってきました。南国にいると毛穴が開いた状態になるので人一倍寒く感じるねん。。。ということを知り合いにブツブツ言うと
「じゃぁ、人一倍肌も綺麗ってことやね」と言われ、何か良い気分になりました、
アニマルトレーナーのMayです! 今日はワンちゃんのお散歩についてです。
犬は身体能力が高く、毎日たくさんの距離をお散歩させなけれないけないと思っているかもしれません。
野生では自分で餌を獲得する動物なので、もちろん運動は大切です。適正な体重を保つことで病気から防ぐことができます。
でも、実はみなさんが思っているほど散歩の距離は重要ではないのかもしれません。
Ted talk のこちらの動画では、犬たちは私たちと違う嗅覚の使い方をしていると言います。
犬は人間の1億倍の嗅覚があり、どんなに遠くても、どんなにかすかな匂いでも嗅ぎ分けてしまいます。その場に残った匂いもです。
そのすごさはスタジアムの中にスプレーされた香水の匂いを嗅ぎ分けられるほど。
まるで陸上のサメですね 笑 (サメは学校のプールに落とされた一滴の血液を嗅ぎ分けられます)
そしてもう一つは、素材ごとに嗅ぎ分けられるのです。
例えば、歩いているとチョコレートケーキの匂いがしています。
私たちは「あ、チョコレートケーキ」だと思うでしょう。
犬は「あ、カカオ、小麦粉、卵、砂糖、牛乳・・・」と素材を分けて嗅ぎ分けられるのです。
さらにさらに、病気の人、妊娠している人も嗅覚で嗅ぎ分けられてしまうのです。
そんなワンちゃんにとってお散歩はその嗅覚を存分に使える時間。普段の嗅ぎ慣れたおうちの匂いから離れ、様々な人、もの、自然、食べ物、他の動物の匂いに触れられるプライスレスな時間です。

犬が一番興奮する瞬間は外に出てすぐ!
彼らにとってはまさに今日の新聞の第一面を読んでいるところなのです!
「ふんふん、この道を◯時に近所の◯ちゃんが通ったのね」と
新聞のトップニュースに興奮しています!
そこへ、飼い主さんがリードを引っ張って前に進もうとしてしまうと、まだ全部読んでいないのに、次のページにめくられていることと同じなのです!
去年、世界で活躍しているドッグトレーナーのチラグパテルさんの通訳をする機会があったのですが、彼は自分の犬を散歩をこのように行なうそうです。
まず家の外に出て、犬が新聞の1面を読んだら、犬に行きたい方向を選ばせるそうです。で、また匂いを嗅ぐ、そして時間が来たら家の方向に戻る。
そうすると、犬がいつもよりぐったりと程よく疲れているそうです。
お散歩の際、少し立ち止まり、皆さんのワンちゃんにも近所の新聞を読める時間を作ってあげてくださいね♪
散歩の際は首の負担が少ないハーネスがおすすめです。
先のターゲットを伸ばせられ、遠くからもターゲットトレーニングが可能なクリッカーです