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見上げるとオラウータンが…環境エンリッチメントーシンガポール動物園編ー

こんにちは、アニマルトレーナーのMayです



以前、エンリッチメントについてお話しました。エンリッチメントは、犬、猫だけではなく全ての生き物に必要(もちろん人間にもです)です。海外の水族館や動物園ではエンリッチメントを積極的に取り入れています。 エンリッチメントプログラムを取り入れることで動物の福祉向上になるだけではなく、来園者が動物の活動的な姿を見ることだけではなく、自然な行動をより観察することができるという利点があります。


エンリッチメントの方法にもいろんな種類があるのですが、今日は「環境エンリッチメント」に焦点を当ててお話していきたいと思います。


環境エンリッチメントとは、動物が住む「環境」をより本来住む生息地に近づける工夫の取り組みのこと。生活する場所はもちろん、寝る場所であったり、動き回ったり、飛び回ったり、よじ登ったり、泳いだりできる空間を作ることで、野生の環境に近い刺激を与えることができるます。社会性があり、群れで生活する動物に他の個体との触れ合いを提供することも環境エンリッチメントの1つです。


代表な環境エンリッチメントの例としてシンガポール動物園があります。


この動物園の凄いのは、オラウータンの展示!!


オラウータンのスペースに行くと、オラウータンがいない時があります。。



では、どこにいるのか…?!


と、上を見上げるとオラウータンがすぐそばの木の上にいます!!

ここにも、そこにも、あそこにも…


その距離、おしっこをされたらそのままかかるくらい。わかりにくいですがそれだけ近いと言うことです。笑

何だかマレーシアのジャングルの中にいて、野生のオラウータンを見ているような感覚です。


木によじ登ったり、つるに捕まり、木から木へと器用に渡る姿を見ることができ、檻もフェンスもない状態でオラウータンを間近で観察することができます。


これは、オラウータンが木から木へと飛びうつれない習性を利用して工夫されています。


行って欲しくない木の枝を短く切って飛びうつれなくすることで檻も何もいらないスペースを作り、木と木の間に人工のつる(飼育員さんが試行錯誤し、なるべく自然に見えるよう努力して作ったそうです)を作ることで自由に動き回れるようになっているのです。


他の動物も自然に近い環境を再現していて、

堀や湖を利用して、檻はもちろんフェンスを極力減らす工夫を凝らしています。


こんなラッキーなシーンも見ることができました!

ホワイトタイガーがタイヤのおもちゃで遊んでいる姿。


こう見るとネコ科は行動が似ていますね。





#エンリッチメント #動物園の取り組み #シンガポール


 
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